名鉄1000系_全景

GREENMAX 4047  名鉄1000系・1200系 パノラマSuper 一部特別車B編成

■【グリーンマックス】(4187)名鉄1000系 パノラマSuper 全車特別車基本4輌編成セット(動力付)鉄道模型 Nゲージ
■【グリーンマックス】(4187)名鉄1000系 パノラマSuper 全車特別車基本4輌編成セット(動力付)鉄道模型 Nゲージ

※こちらの商品は全車特別車編成で、これから紹介する車両とは異なります。

名鉄7000系・7500系パノラマカーの後継として、特別仕様のデラックス特急8800系「パノラマDX」を経て登場した特急専用車両が1000系「パノラマSuper」。

4両固定で、前後の先頭車には運転席を一段下げたハイデッカーの展望席が設けられました。
車内もこれまでの7000系特急仕様車(白帯車)とは大きく異なり客席部とデッキ部が分離された他、転換クロスシートだった座席も回転クロスシートとなってリクライニング機構も設けられました。
当然7000系特急仕様車の頃にあったドア戸袋部のロングシート指定席なんてものも存在せず。
車内環境は大幅に改善され、より料金を払う価値のある特急列車へと進化したのでありました。

後に名鉄と路線が競合するJR東海が東海道本線における「新快速」の運転を開始し、それに伴う311系新型車両の投入。転換クロスシートながら快適な車内と、圧倒的な高速運転で名鉄も対策を余儀なくされることとなりました。

そこで、東海道本線と競合する名鉄名古屋本線では特急の乗車チャンスの拡大を図るべく、それまで全席指定席料金必要であった特急列車において

「座席指定車」(料金必要) + 「一般車」(料金不要)

を併結した「一部特別車特急」の運転を開始しました。
当初は4両固定のパノラマSuperに一般車を併結して運転していましたが、誤乗や車両の運用効率その他諸々の問題があったのでしょうか。
4両のパノラマSuperを2両+2両に分割し、新造した一般席車両を連結した6両編成を作ることになりました。

と言う事で登場したのが、3つ扉の1200系車両なのでありました。
パノラマSuper 1000系と連結・固定編成化される1200系は1000系に準じた塗装で、車内も転換クロスシートを基本としたグレードの高い物となっており、快適な仕様となっています。

と、ここまでの講釈でウソを書いていたりしたらどうしましょう…
名鉄1000系_1号車
1000系 1号車

名鉄1000系_2号車
1000系 2号車

名鉄1200系_3号車
1200系 3号車(動力車)

名鉄1200系_6号車
1200系 6号車

このセットは1000系(特別車)2両+1200系(一般車)2両の4両セットで発売されました。
ここに1200系の中間車セット(4号車+5号車)を購入することで6両固定編成が完成するのですが、予算に余裕がなく買うことができませんでした。

今から買い足しても良いのですが、GREENMAXのパノラマSuperは後の再生産でボディカラーの微調整を行っており、ベースのホワイト部分が自分の所有している物とは若干異なるものに変更になっているらしいのです。
よって、今から買い足しても中間車の色味が変わってしまう事態に…

名鉄1200系_3号車車掌室名鉄1200系_3号車車端部

なんとなく。3号車の独特な位置の車掌室。そしてパンタ付近。
3号車よりも前方の1~2号車は特別車のパノラマ構造のため、車掌室は中間車に設けられたのでした。

名鉄1200系_先頭

こちらは1200系、一般席車の先頭。
「パノラマSuper」の愛称電飾板は付いていますが、特にパノラマ構造ではなく。
大きな窓ガラスが特徴的。
反対側の特別車・パノラマ構造の先頭車には別の車両を連結することはありませんが、こちら側には更に別の車両を増結する運用もあります。

名鉄1000系_先頭名鉄1000系_先頭側面

1000系・特別車の先頭です。
大きな一枚ガラスの先頭は視界が広く、迫力ある先頭からの眺めが楽しめます。
大胆にデザインされた矢印型の塗装はインパクト十分。
カラーバージョンの名鉄コーポレートマーク「M」が良いアクセントになっています。


こんな1000系・1200系「パノラマSuper」ですが、リニューアルが進められています。
既にリニューアル工事を終えた車両では、車内のシート・内装の取り換えが行われたそうです。
車体についても塗装の変更が行われ、塗装デザインも変更されています。
パノラマ側の「パノラマSuper」電飾版はLED行先表示機が設置され、一般車側は愛称板撤去。

この記事の姿で活躍するパノラマSuperももうすぐ見納めになるかも知れません。
とは言え、お色直しの上でまだまだ活躍する1000系・1200系。

また乗りに行きたい列車なのであります。