311系_全景

マイクロエース JR東海 311系電車

流石に今、販売されている311系の模型はありませんね。
この車両が発売になるだけでも結構驚きました。

デビューしてから結構経ってからの話ですし、この車両が模型として製品化された頃には既にJR東海では313系が東海道線・名古屋圏で特別快速新快速等で主役となっていた頃ではないでしょうか。

とは言え、この311系電車。
「岐阜-名古屋-豊橋」の名鉄・JR東海競合区間における競争の中で、当時優勢であった名鉄への反撃の狼煙をあげるJR東海の新快速運転開始当初の主役車両でありました。

当時転換クロスシートが普通に走っていた名鉄に引けをとらない転換クロスシートの車内は、明るく清潔感あるカラーリングでなかなか快適なものでした。
実際新快速に乗車してみるとその速度感に驚きましたし、実際所要時間も短縮されました。

この311系新快速を足掛かりに、名鉄vsJR東海の競争に変化が起きてくる…
311系_クモハ
クモハ

311系_モハ
モハ(動力車)

311系_サハ
サハ

311系_クハ
クハ

211系車両と似た雰囲気の車両ではありますが、311系はJR東海のオリジナル車両。
側面だけ見ても窓割りなどが211系とは異なっております。

4両固定の編成で、車体にはJR東海のコーポレートカラー、オレンジの帯が巻かれております。

311系_先頭

車両の顔つきも211系とは異なりますが、正面から見て運転台とは反対側の窓についてはJR東海に導入された211系の設計を踏襲したのか、ライト直上までの大きな視界を確保したガラスとなっています。

貫通路の上には種別幕が、運転台の上には行先表示幕が配され、こちらも211系とは異なる部分です。

311系_側面幕

車端部は戸袋部の窓ともう1つ細めの窓が配されています。
JR東海が導入した211系では側面方向幕が何故か妙に横長で縦が狭い、良く分からないサイズが採用されていましたが、311系では縦横バランスの良い方向幕が入りました。

表示窓の中で種別幕と行先幕が分割されるのですが、これは国鉄時代に投入されていた117系と同様のスタイル。

今回は自分でパソコンを使って作成した「快速豊橋」にしてみました。

中間車の連結の向きを間違えて、隣り合う車端部が両方とも優先席…


JR東海に新たな風を吹かせた新快速運転開始当初の主役だった311系。
今では普通電車や区間快速などで活躍しているようですが、あのオレンジ色の幕「
新快速」を掲げてぶっ飛ばす姿は忘れられません。

これからも末永く活躍して欲しい車両、JR東海の311系電車でした。