TOMIX 国鉄(JR東海) 211系「シティライナー」
211 0系近郊電車(長野色) 6両セット【TOMIX・92887】「鉄道模型 Nゲージ トミックス」
※上記製品は211系ではありますが、この記事で紹介する車両とは異なります。
113系・115系中距離電車の後継として登場した211系。
首都圏での投入が主でしたが、東海道線の名古屋圏でも211系が投入されました。
首都圏ではオレンジと緑の通称「湘南色」の帯が巻かれた211系でしたが、名古屋圏で投入された車両には青色の帯に白のラインが入ったものとなりました。
この当時、東海道線で快速を中心に幅広く活躍していた117系電車は
「東海ライナー」
などと言われることもありましたが、新たに投入された青帯の211系は
「シティライナー」
と言う愛称が付くこととなりました。
117系が転換クロスシートの片側2つドア車両。ブラウン系の座席色に木目調の車内内装。
落ち着きのある車内で悪くなかったのですが、2つドアは如何せん通勤通学ラッシュには勝手が悪いのでしょうか。
新たに投入された211系シティライナーは3つドアにボックスシート。
113系の車内と同じような感じではありますが、あずき色なシート色が斬新でした。
名古屋圏に211系が投入されたのはまだ国鉄の頃。
デビュー後にJR東海となり、先頭や先頭車側面にJRマークが貼り付けられたのでした。
クモハ
モハ(動力車)
サハ
クハ
名古屋圏では4両1編成で投入されました。
まだこの当時は全車両全区間禁煙という事にはなっておらず、大体先頭車など運転台のある車両が禁煙車となっていました。
その他、時間や区間によって全車両禁煙の設定になっていたり。
ドア上に「禁煙車」のマークが付いていた昔、そんな時代がありました。
見難いですが、何気に車内はあずき色で塗装しています。
動力車であるモハの車両は特に塗装加工なし。
ただし、動力が不調となったため動力台車は比較的最近のものに履き替えちゃっています。
青い帯に細い白ラインが入るのが名古屋圏211系シティライナーの特徴。
シティライナー登場の名古屋圏の東海道本線は、今の東海道線のような「快速」「新快速」「特別快速」などはなく、快速電車はいかにも国鉄な感じの方向幕を掲出していました。
211系「シティライナー」は数年前ぐらいにも再発売されたことがありますが、自分が所有しているのはまだこのケースの時代の製品。
国鉄当時に製品化されたため、ケースの印刷はまだ「国鉄」「J.N.R.」になっていますが、ケースの中の車両には既にJRマークが入っていたのでありました。
今もJR東海管内で活躍中の「シティライナーだった211系」ですが、帯の色は湘南色に変更され、側面方向幕も付け替えなど行っているようであります。
4両1編成の211系と言うのがJR東海管内では異端車のようで、やって来れば「これが元『シティライナー』」と分かるようです。
地味に活躍を続ける、派手さもないけど堅実な車両?
JR東海211系「シティライナー」でした。