今回の車両はコチラ

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何だか見たことあるような、無いような…

参宮線?名松線?紀勢本線?高山本線?太多線?城北線?

こんな気動車、確かにJR東海にいた気がするけど、もう全て譲渡やらでいなくなったような…
ステンレス車体のがまだいたけど、鋼鉄車体はもう無い…
そもそも、鋼鉄車体の気動車でも何か見た目がおかしいような。

JR東海の軽快気動車 キハ11。
新潟鐵工所の地方鉄道向け軽快気動車をベースにJR東海も従来より小型の気動車を導入し、非電化の各線に投入したのがキハ11系。
先に挙げた参宮線・名松線・紀勢本線・高山本線・太多線に投入した他、東海交通事業城北線でも投入されました。

模型では過去にマイクロエースが製品化し発売されましたが、それ以外の発売はなし。
TOMYTECの鉄道コレクション辺りでやってくれそうかな…と思いましたが、そちらも登場の気配なし。

でも、東海色の帯を巻いた軽快気動車が欲しい…
と言う事で、TOMYTEC鉄道コレクション第19弾の軽快気動車シリーズを塗り替えて東海色の帯を巻いただけの超お手軽(超絶雑な)改造でお茶を濁してみました。

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実車のキハ11はまず正面の顔つきから違う…
正面の窓はライトの直上までブラックの塗り分けになっていますが、こちらは車体色のままに。

JR東海の東海色帯を巻く場合、車体色はグリーンマックスの鉄道カラー「アイボリーA(小田急アイボリー)」を使用します。

帯はパソコンで作成。
湘南色の塗り分けの帯を作成し、デカールシールに印刷してアイボリーに塗装した車体に貼り付けます。

車体の側面窓。
実車のキハ11は211系電車等と同様な1段降下窓ですが、鉄コレを流用し窓ガラスパーツに手を加えていないため2段窓のままになっています。
屋根上についてもキハ11に準じた機器へ変更しておらず、流用した鉄コレそのままに。

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 2両塗替えをしましたが、連結をするのに鉄コレそのままでは不可能…
ボディマウントのTNカプラーの取り付けも台車が干渉するため不可。
先頭側に設置の排障器も連結面側では諦めて、台車にアーノルドカプラーを…とすると、1両編成の尺が短い車両ではカプラーが目立ちすぎる。連結面とは言え。
と言う事で、カプラーポケットにKATOカプラーのカプラーポケット対応品を取り付け。
密連形カプラーではなく自連タイプのジャンパ栓付きのものを使用しております。

300番台以外のキハ11の特徴である、トイレ設備なし。
流用した鉄コレではトイレ付き車両なので、トイレ部に窓を開ける事はせずあるはずのないトイレスペースがそのままある状態に。

実車ではトイレ無かったんですよね。
一時期、JR東海は車両へのトイレの設置を削減しましたよね。

211系5000番台、213系、キハ11…
結局静岡地区の211系5000番台はトイレ付き313系との併結を基本に。
213系は飯田線への転用を機にトイレを増設。
紀勢線や高山線など長距離を走るキハ11は別車両に置き換え。

JR東海、トイレ戦略失敗…

JR東海に移行してすぐの頃は211系5000番代の行先表示もいち早くLEDを採用するも、日中の視認性の問題で早々に諦め。
結果、横長細めの謎の寸法の方向幕が登場する状態に。
そんなチャレンジングなJR東海、悪くない…ですね(笑)

と言う事で、今回は
JR東海 キハ11…っぽいまがい物軽快気動車 でした。