以前、記事にした鉄道模型のケースのオリジナルの表紙。
ご参考になるか分かりませんが、ちょっと制作過程などを載せてみようかと…

普段から「A4横」サイズで作成・印刷をして、余計な部分をカットしてTOMIX製の車両ケースのポケットに収めているといった感じです。

使っているソフトが「Met's G.Crew」を言う、今ではもう手に入らない簡易DTPと言うかドローソフト。
後継的なソフトだと、「COREL Draw」辺りになるのでしょうか。

20160718_模型ケース1


G.Crewを使うと、こんな感じでA4サイズの紙の上にデザインを作成して印刷をかけることになります。
個人で使うだけの表紙故、写真はネットから拝借して使用しております。撮影者様に感謝。
ルーラーで位置合わせをして、表表紙、背表紙に文字やロゴが来る位置を調整して印刷をかけているのであります。
※ルーラー:レイアウト画面の周りにある、モノサシ的な目盛りのついた表示

このルーラーが紙のサイズと対応してmm(ミリメートル)やcm(センチメートル)で表示されていると、代わったソフトを使わなくてもWord・Excelでも手軽にデザイン作成ができるわけですね。

20160718_模型ケース220160718_模型ケース3

ルーラーを表示(メニューバー「表示」-ルーラーにチェック)させても…
Wordだとポイントや文字数だったり、Excelだとピクセルで表示されたりしますが、これがmmやcm表示だと良いですよね。
と言う事で変更。

これからデザインを作る上では、ウインドウ内の表示形式は
Word 「表示」-「印刷レイアウト」
Excel 「表示」-「ページレイアウト」
にしておきましょう。そしてルーラーは表示させる設定で。

ルーラーの表示をmmもしくはcmにしておくことで、印刷時の位置合わせが容易になります。


Word、Excel共に「ファイル」-「オプション」

20160718_模型ケース4

に進みましょう。オプションを選択すると、次のような画面が出てきます。
左の列から「詳細設定」を選択します。

20160718_模型ケース5

詳細設定を選択したら右側の広い画面を下へスクロールさせて、「表示」の項目まで進みます。
表示の項目から…

●使用する単位 「ミリメートル(mm)」「センチメートル(cm)」に変更
●「単位に文字数を使用する」のチェックが外れていることを確認


20160718_模型ケース6

これで「OK」すると、Word、Excelの編集画面に表示されるルーラーがmm・cm単位となって、位置決めがしやすくなるかと思われます。
20160718_模型ケース寸法4

自分がケース印刷で使用している位置決めはこんな感じ。

紙の左端から65mmまでが背表紙左端から裏面へ回り込む部分。
20160718_模型ケース寸法1

背表紙が用紙左端65mm~95mmまでの30mm。この間に背表紙に表示したい内容を配置します。
20160718_模型ケース寸法2

残りの約205mmが表紙部分に来ますので、表紙に表示したい内容を配置します。
20160718_模型ケース寸法3

紙の高さは145mm。印刷をした後にカットをします。

20160718_模型ケース7

とりあえず、A4横で印刷をします。
余白は使用するプリンタの目いっぱいで印刷できる余白を選択。
(面倒なので、上下左右余白0で入力し、ソフトに自動調整してもらってます。)

20160718_模型ケース820160718_模型ケース9

A4横の上部から145mmの位置でカット。
このカットした紙をTOMIXの車両ケースに収めると…

20160718_模型ケース10

コレを蓋を閉めると…

20160718_模型ケース1120160718_模型ケース12

こんな感じになるのであります。

完全に自己満足の世界ですけど、何かお役に立てれば幸いなのでございます。

ちなみに…以前は普通紙に印刷をしていたのですが、以前のケースの文字フォントがイマイチだったので、フォントを変更した時に用紙も変えてみました。
やや厚手の光沢紙。

ネットから拝借した実車の写真を使わせて頂いていることもあって、光沢紙を使うと列車の写真が美しい!
写真を勝手にお借りしてる皆様に、遠回しな形ではありますが感謝。