と言う事で、Openofficeを使って作るとどんな感じ?との声を頂戴し、自分もOpenofficeと言うものに興味があったので試してみました。

Openoffice、文書作成に表計算に図形描写にその他諸々、MicrosoftOfficeの内容が一通り入っているんですね。
Microsoftの方に慣れているので、操作方やら「出来ること・出来ないこと」の部分で戸惑ったり断念するものもありましたが、従来他のソフトで作ったケースと近いところまで作ることは出来たかな?と。

313系ケースopenoffice


と言う事で、まずはお約束の初期設定。
とりあえずOpenofficeの「文書ドキュメント」を使って作ってみます。

従来通り、
●A4横に横幅いっぱいに印刷
●A4横の用紙上端から145mmの所でカットする

と言う事で紙面を作ります。

最初に、背表紙や表紙用の写真・文字の位置決めや下限位置の確認をするための目盛り「ルーラー」の設定。

313系ケースopenoffice_1

ルーラーにマウスカーソルを当てて右クリックをすると、あっさりメニューが出てくるんですね。
好みに合わせて「ミリメートル」「センチメートル」を選択。
これで、「用紙左端から○○cm…」といった位置決めが容易になります。

今度は用紙の設定を。

メニューバー「書式」-「ページ」を選択

313系ケースopenoffice_2

「ページ」を選択すると、次のようなウインドウが出てきます。

313系ケースopenoffice_3

ここで、
書式「A4」、配置「横」を選択
余白は左右上下全て「0.00cm」に設定
「OK」のボタンを押します。

すると、余白が全て0.00cmなのを心配して「本当にそれで良いのか?」的なダイアログが出てきますので、「はい」で押し切って下さい(笑)

用紙の設定が終わると、いよいよ表紙づくりです。

従来通り、用紙左端から65mm(6.5cm)までがケース裏面へ回り込む部分
65mm(6.5cm)~95mm(9.5cm)が背表紙
残り用紙右端までが表紙になる部分として紙面を作ります。

313系ケースopenoffice_4

メニューバー「表示」-「ツールバー」-「図形描画」
で、図形描画メニュー(ウインドウ一番下のペンアイコンやら四角形やらが並んでる奴)を表示させておきます。

コレを使ってデザインを作るわけですが…

313系ケースopenoffice_5

自分のデザインでよく使ってる、車体帯デザインなどは、この図形描画で表示した四角形を重ねて貼り付けてるだけのごく単純なものだったりします。

車両のタイトル文字も、ここにあるテキストボックスから文字を表示させています。

Openofficeを使ってみて、自分の使い方のせいなのか写真の貼り付けが上手く行かないな…と。
使いたい画像は別のペイントソフト等で一旦開いてコピー。その後Openofficeにて貼り付けて使いました。
Openofficeに貼り付けてからのサイズ調整の際は、シフトキーを押しながらマウスをドラッグしないと縦横比が崩れてしまうので注意。

テキストボックスで入れた文字は入力したテキストボックスを右クリックして出てくるメニュー「位置とサイズ」で回転ができるので背表紙用に文字の向きを変えるのが容易なのですが…

貼り付けた図形にはそれが通用しない…
このケースで言うと、JR東海のロゴ文字などが回転しないので表紙用に貼り付けたものを背表紙用に回転できないと言う事で。
その為、やはり別のペイントソフトなどで一度回転処理をかけておいてコピーの必要があるかと。

あと、貼り付けた画像の透過色処理が出来ませんでした。
透過色のメニューがあるので、何かしらすれば透過設定も出来るのかも知れませんが、今回自分はお試し作成でしたのでそこは断念しちゃいました。

兎にも角にも、そんな感じで出来上がったのが一度記事の上の方でも掲出しましたがこんな感じ。

313系ケースopenoffice

これを普通にA4横で印刷してやると、いつも通りのケース表紙がプリントアウトされますので、やはりいつも通りA4横上端から145mmの位置でカットをし、TOMIXの車両ケースに収めるという具合であります。

いかがでしょうか?
何かのお役に立てれば幸いでございます。