先日の記事で、自作デカールで色々作ってみる…というのを紹介しましたが…
今回は模型の方向幕。

最近の車両は、前面の方向幕もデカールやステッカーではなく印刷済みパーツ組み込みだったりして、パーツで収録される行先も限られてくるため、何か変わったことをしようとするとなかなか大変だったり…

阪和線仕様のTOMIX103系(高運転台非ATC・スカイブルー)
この車両を「区間快速天王寺」に仕立てようと方向幕を作ってみたのですが、側面はまあ方向幕窓にそれなりに収まったのでまあ良しとして、前面がどうもしっくり来ない…

20160726_方向幕デカール3

ただですら画質がイマイチで運行番号との字の鮮明さの違いにガッカリなところに加えて、薄手のホワイトフィルムラベルに印刷して貼り付けてもやはり浮いた感じになってしまう…と。

ならば、これもデカールで作ってみると良いんじゃないの?
と言う事で試してみました。方向幕パーツに自作方向幕を設定。


20160726_方向幕デカール120160726_方向幕デカール2

とりあえず、いつもの通りExcelやドローソフトを使って印刷面を作成。
Excel画面だけだったら、結構いい感じにできてると思うんですけどね…これが印刷するとガタガタ。
まあ、Nゲージサイズを家庭で鮮明に印刷するのはやはり難しいでしょうかねぇ…

と言う事で、印刷面を作成して、コチラの用紙に印刷。



ホワイトベースの用紙に印刷して、デカールを作ります。
印刷するときに「左右反転(鏡像印刷)」にすることをお忘れなく。

20160726_方向幕デカール5

画像を誤ってるわけでなく、デカール用に左右反転印刷した結果です。
これに接着面シートとかを貼り付けてデカールを作成します。

出来上がったデカールを、方向幕パーツに貼り付けるわけですが…
印刷済みの行先の上に貼ると、元の印刷が透けてしまいますので予め塗料の薄め液などで印刷を剥がしておきます。
で、貼り付けた結果がコチラ。

20160726_方向幕デカール6

印刷画質がなぁ…
一応最高画質で印刷する設定で出力したのですが…家庭用プリンタの限界?
違う機種にすればもっとキレイに出力できるんでしょうかね?

で、パーツを車両に入れてみた結果がこちら。

20160726_方向幕デカール4

なんか色々汚い…微妙。
肉眼で見た時はそこまで酷くも感じないかな?とも思ったのですが、写真に撮ってみて、更にトリミングして切り取ってみたら、まあ残念な結果で。
ただ、ホワイトフィルムラベルを貼り付けた時の浮いた感じよりは大分良いのかな?と。

時間のある時にでも、再度作りなおしをしてみようかと思いますわ。