先日の記事…
電車に乗るために駅のホームで待っていたら…
線路に人が落ちたのを見た。
スーツケースが線路に落ちるのを見た。

そんな時にはためらわずに、まずホームの壁や柱に取り付けてある黄色い箱。
非常停止ボタンを押して欲しい…そんな話。


そういった線路への転落が起きうる要因として、これも知っていると役立つ話。

駅のホームにはゆるい傾斜がついていることが多いです。

20180730_傾斜注意

こちら、都営地下鉄新宿線森下駅の柱に掲出されている注意。
奥に見えるホーム際の緑のビニールシートは、その下が既にホームゲート設置準備工事を行われたが故の養生。
この傾斜注意の掲示も、もうすぐ必要性が薄れてくるのではないか…と言うタイミングではありますが。

ホーム上の水はけなどを理由に、ゆるい傾斜がつけられています。
ホーム中心から、線路側に向かって低くなってゆく…角度としては、普通に歩く分には全く意識しないぐらいの角度なのですが…

注意掲示のピクトサインのように、車椅子、ベビーカー、キャリーケースなど車が付いていているようなものだと、その僅かな傾斜でも注意が必要です。

よく、テレビのニュース番組で見かける「実録・欠陥住宅!!」みたいなのでやってる、床にビー玉を置いてみたら勢いよく転がりだす…
アレと同じ状況ですね。
違うのは、欠陥でビー玉が転がるか?意図的につけられた傾斜か?ってところで。

車椅子などではホーム上で停止する場合は、車輪は線路と平行に止めて、必ずブレーキを掛けて…
とするのですが、ベビーカーやキャリーケースって、車輪にブレーキはあるのかしらん?

と言う事で、それらからは手も目も離さず、しっかりと管理をする必要があります。

ホームには傾斜がある…そんなお話でした。