今日の車両はこちら。

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キハ82系 特急型気動車

KATO製のとても古いロットの車両であります。

国鉄時代に製造された特急型気動車のキハ82系。
JR東海では国鉄時代から
 名古屋と高山を結ぶ「ひだ」
 名古屋と紀伊勝浦を結ぶ「南紀」
で使用されてきました。

自身も「ひだ」「南紀」両方で乗車したことがある気動車。
特急ですが…車内設備は今の車両ほどは良くなく、転換クロスシートの車内は7000系パノラマカー(白帯車)当時の名鉄特急と同レベル程度?古い車両なので、それよりも座席はヘタっていたかも知れない…
パノラマSuper以降では全然負けレベルの座席でしたね。
「南紀」では近鉄特急と並走状態になる区間もありますが、やはり同じ特急料金を払うなら近鉄。
桑名や津、松坂などは運賃・運転本数その他諸々「南紀」には乗らないよなぁ…
と言うキハ82系の特急列車。
個人的にはそんなイメージだったりするのですが。

20220514_キハ82_1号車

20220514_キハ82_2号車

20220514_キハ82_3号車

20220514_キハ82_4号車

気動車特急ですので多客時などは1両単位で増結ができるのですが、「南紀」の頃の基本的な編成はこんな感じだったんじゃないかと。
4両編成で1両はグリーン車。指定席2両、自由席1両の構成だったような、そんな記憶。

JR東海への民営化後、窓の下に大きくJRマークのステッカーが貼られていた…
今のJR東海はこんなにドカンとJRマークを掲出していませんが、民営化直後は結構しっかり貼っていましたよね。
と言っても、113系とかは控えめな大きさだった記憶がありますが、キハ82系はこんな感じだったよなぁ。

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行先表示も幕の装置は入っていないので、手差しのサボでした。

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JR東海の新旧気動車特急の並び。
左がキハ85系「ワイドビュー」車両。右が今回のキハ82系。
ここにもうすぐHC85系、気動車でもない「ハイブリッド型」の新しい車両が入ってきますね。

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特急型気動車という事で「南紀」「ひだ」で運行されていたこの車両ですが…
ある時から、新しい運用に入りました。
臨時運転の「名古屋-ナゴヤ球場正門前」
当時、プロ野球「中日ドラゴンズ」のホームスタジアムだったナゴヤ球場への輸送は名鉄が主でした。
名鉄の(当時)新名古屋-(当時)金山橋の間には「ナゴヤ球場前」と言う普通のみが停車する駅があり、プロ野球開催時には急行などの優等も臨時停車する運転がされていました。
観戦客は名鉄のナゴヤ球場前を利用し、駅から徒歩で球場に向かうのですが…

球場のそばには実は名鉄ではない線路が走っていて…JRの貨物線があったんですね。
その貨物線に仮設ホームを作ってプロ野球観客輸送に参入したのがJR東海。
電化されていなかった故に気動車での運転となり、そこでこのキハ82系も駆り出されたことが。

後にJR東海は尾頭橋駅を新設してナゴヤ球場正門前駅の営業とそれに伴う気動車臨時列車の運転は終了。
更には名鉄・JR東海で担っていたプロ野球観客輸送はナゴヤドームのオープンにより終了。
名鉄のナゴヤ球場前は「山王」へと改称となったわけですが…

僅かな区間とは言え、特急料金・グリーン料金無しでキハ82系に乗れるこの運用が気になっていた事を思い出します。
結局「ナゴヤ球場正門前駅」は利用したことはなかったんですけどね。

簡易に作られたホームにJR東海の気動車を合わせてみると、なんとなく懐かしの「ナゴヤ球場正門前駅」の雰囲気が出るでしょうか。

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キハ82系の他にも、こんな感じで…

と言う事で、車両よりもナゴヤ球場正門前駅の話ばかりになってしまいましたが。
今日の車両は「キハ82系 特急型気動車」でした。