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名古屋鉄道(名鉄) 6000系5次車
TOMYTEC鉄道コレクションから。
過去は2扉・転換クロスシートの車両が多かった名鉄において、本格的な通勤型車両として登場した6000系。
3扉・中間扉を境に反お見合い向きに配置された小ぶりの固定クロスシートが特徴的だった6000系。
一時は3扉の扉位置をわかりやすくするためにドアの上半分をグレーに塗装されたりもしましたが、今はドアのグレー塗装も止めたようで。
デビュー当時は異端だった3扉車も、今の名鉄では当たり前ですものね。
車内も小ぶりの固定クロスシートは撤去され、ロングシートに改造されました。
今では夏には非力だと言われる6000系・6500系の冷房。
6000系登場当時は、まだ名鉄も冷房化率100%になっていなかったのでありがたい冷房車の1つでした。
今の車両みたいなキメの細かい温度設定が出来なかったからなのでしょうか。
はたまた、昔の夏は暑いと言っても今ほどでは無かったからでしょうか。
6000系の冷房ってガンガンに効いていて、寒いぐらいの冷房の電車…そんな印象でした。
当時、普段非冷房の三河線を使う機会が多かったから、たまに本線の6000系に乗るとそんな印象だったのかしら?
調べてみると、昔から「6000系は冷房が弱い」って書かれてるみたい(汗)
特急以外の種別で運用され、普通から高速までこなした6000系。
特急施策の変更で「一般席車」が導入されてからは特急にも入る事があったみたいですね。
鉄道コレクションは5次車の2両編成。
ドア間の窓が3枚で。実車では上から降下させることで開けられる窓の車両でした。
この形式では、まだ側面には行先表示幕は付いていませんでした。
名鉄で本格的に側面に行先表示をつけるようになったのは5300系・5700系ぐらいからじゃなかったかしら?
鉄道コレクションでは6000系も数種類発売されています。
連結器は若干実車と異なりますが、TNカプラーで他編成と連結するためにやむを得ず…
基本的には整った名鉄的な顔つきですが、貫通路上がライトではなく行先表示幕と言うところが当時の名鉄の新時代を感じさせるデザインでありました。
初期型は行先表示幕がやや小ぶりなんですよね。
今でこそ「急行|佐屋」「普通|吉良吉田」と種別も表記され、英語(ローマ字)も併記されるようになりました。
登場当初からしばらくは、種別は1文字で簡略表示。
「高」(高速)
「急」(急行)
「準」(準急)
「普」(普通)
行先も漢字のみでローマ字表記無しでした。
今回の6000系5次車。
あえて表示幕不具合っぽく種別「普通」ながら、行先表示は白幕で系統板で「弥富」を挿している漢字に。
名鉄と言えば、あの系統板ですよね。
今やあの系統板を挿せる車両は6000系ぐらいでしょうか。
あとは名市交乗り入れの100系・200系も貫通路に挿せるかな?
6500系はじめ運転室の車内から吊り下げられるようにもなっていますが、もうなかなか使う機会も無いようですものね。
今日の車両。
名古屋鉄道(名鉄)6000系5次車(TOMYTEC鉄道コレクション)でした。