本日の車両はこちら。
JR東海にて2022年7月に営業デビューした新型特急車両。
従来キハ85系気動車で運行されてきた特急「ひだ」の車両を置き換えるべく登場したこの車両。
まずは「ひだ」の運行が置き換えられますが、そのうち「南紀」にも及んでいくのでしょうか。
従来の気動車同様ディーゼルエンジンを搭載しているものの、エンジンの動力で車両が動くのではなく、エンジンで発電した電気でモーターを動かして車両動く「ハイブリッド」式の車両。
1両あたりのエンジン搭載数が減り、燃費も向上、モーターで動くので静かで振動も少ないなどメリットも多く、これからの気動車を置き換える新方式の主流となる事でしょう。
ステンレス車両のボディに、窓下にコーポレートカラーのオレンジの帯を巻いたJR東海の定番スタイルからはイメージチェンジして新しい塗り分けとなったものの、シンプルかつ大胆な美しいデザインに仕上がっているのではないでしょうか。
ディーゼルエンジン搭載、パンタグラフ非搭載ながら、ハイブリッド式車両はディーゼルエンジンで発電しモーターで車両を動かす方式…
と言う事で、車体番号の付け方も気動車の「キ」ではなく、電車に準じた付け方に。
モーター付きのグリーン車の先頭車は「クモロ」。
各社モーター搭載なので「モ」、普通車は「ハ」そんな感じ。
先頭部分。
とうとうJR東海の特急車から、ヘッドマークの掲出が無くなってしまうようです。
キハ85系や383系など、JR東海の特急車名物だった先頭の展望席の形状は無くなりました。
JR東海の各特急「ワイドビュー」を冠するのは止めてしまいましたしね。
ただ、側面窓は大きく取っており、飛騨の山中の車窓は存分に楽しめるように作られているそうで。
車内は普通車とグリーン車で色を分けられています。
こちら「クモハ」と言う事で普通車。
こちらは「クモロ」グリーン車。
普通車とグリーン車でシートの色や座席配置なども作り分けられています。
車両に付けられたHC85系「HYBRID」のシンボルマーク。
側面の行先表示器も割と大きめなフルカラータイプの物が取り付けられています。
模型ではいつものように自作の表示ステッカーを作成。
今回は「特急 ひだ2 名古屋」ひだ2号名古屋行の雰囲気でこちらを用意しました。
先頭同士を連結させるとこんな感じ。
気動車の頃のような、先頭形式の車両が同一方向を向いて重連…なんて運用はHC85系ではおそらく無いだろうと思われますが、増結は多客時には行われるでしょうからね。
今後、車両が揃った頃にどのような増結・運用が見られるのでしょうか。
過去のJR東海の気動車特急を並べてみました。
キハ82とキハ85。
キハ85とHC85。
2形式ずつの並びは移行期に見られますが、キハ82とHC85の並びというのは時系列が合わないですからね。
コレを出来るのは博物館か、模型かと言ったところですね。
と言う事で本日の車両。
JR東海 HC85系(試験走行車) TOMIX製
でした。