今日の車両はこちら。
名鉄7300系
TOMYTEC鉄道コレクションから。
正面の行先系統板と種別板がオールドスタイルながら、冷房完備、大型連続窓の側面窓。
側面だけ見れば7000系パノラマカーとほぼ同じ。
そんな名鉄7300系。
大きな違いは床下にあった…
と言う事で、比較的新し目に見えるボディに対して、旧車両から走行機器を流用して作られたのが7300系。
車体の見た目に反して、走行時には吊り掛け駆動の重厚な爆音を響かせるというなかなかの車両でした。
支線系統の特急への投入を考慮して、パノラマカーに準ずる車内設備を装備したらしいというこの車両。
結局特急に使われることはほぼ無かったらしいですが、空調完備の転換クロスシート車と言う事で旅客サービスの向上には寄与した車両だったのではないでしょうか。
自分が愛知にいた頃は本線の普通や西尾線とかで見かけたこの車両ですが、自分がよく使う三河線では殆ど来ることが無かったので、乗車する機会もあまりありませんでした。
車体側面。
展望席のないパノラマカー、7700系とほぼ同様な車体デザイン。
奥が7700系、手前が今回の7300系。
遠近感の関係で7700系が随分車長が短く見えますが、そんなに違いはありません。
7700系の方が先頭の丸みが顕著なのに対して、7300系の先頭は角っとして平べったい雰囲気。
歴代の名鉄の車両のお顔を並べてみました。
一番右の7300系はかなり新しいデザインをしている雰囲気が感じられます。
でも、走行音はこの4車種全部同じようなもの(笑)
名鉄お得意の走行機器流用。
これだけパノラマカーっぽい車体を持っていながら、乗ってみると吊り掛け駆動の爆音。
このアンバランス感が面白いものです。
Youtubeからの動画をご紹介。
実際に7300系に乗車して車窓を撮った動画なんだそうです。
この音!
昔は古い車両でなんだかなぁ…と思っていましたが、今となっては味わってみたいサウンドです。
この動画を撮影された方、本当に貴重なものを公開して下さりました。
7300系以降にも、懲りもせずやってるんですよね…吊り掛け走行機器の流用。
6000系の車体を持ちながら、走行機器は吊り掛け。
名鉄では少数派の3両編成という謎の旧3300系なんてものもありましたが…