本日の車両はこちら。
JR東海 211系5000番台(静岡電車区)
GREENMAX製の211系5000番台電車。
211系電車は国鉄時代に製造が開始された近郊型電車。
これまでの113系・115系電車の置き換えとして登場した片側3扉の車両。
東海道線の東京口で導入された他、東北線(宇都宮線)や高崎線にも寒冷地仕様で導入された他、現・JR東海エリアの名古屋地区にも導入。
そしてJR東海になってからは静岡地区にも導入が進められました。
JR東海仕様は東京近郊の211系とは一部装備・外観・中身と変化をしての導入となりました。
と言うのが、今回の5000番台。
細かく見てゆくとあらゆる編成が存在し、それぞれ差異があるようなのですが、自分もそこまで詳しくなく判別もつかないので…
ざっくり、基本の211系顔よりも助士側正面ガラスと貫通路ガラスが拡大。
JR東海仕様の分散型空調。
行先方向幕の形状や短編成化、トイレの省略などなど…
特に今回の車両(211系5000番台静岡電車区)が導入された静岡地区。
国鉄末期からJR東海発足当初頃は静岡地区の短編成・高頻度運転のダイヤ改正を行い、「するがシャトル」の愛称のもと119系電車などを導入していた頃。
119系は旅客トイレが有りましたが、性能的に東海道線には不向き…と言う事もあっての置き換えが進められていた頃ということで、119系のセミクロスシートからオールロングシートの211系5000番代へ。高頻度運転につき、トイレも省略…
だったのが、まあダイヤや運転系統の見直しその他諸々、色々紆余曲折があったのでしょうか。
313系が導入され始めると、再びトイレが設置されるようになり。
そんな色々もあったようですが、静岡地区の113系・119系を置き換え高性能な新型車両として長らく活躍した211系5000番台ですが、そろそろこの車両も置き換えが始まってきました。
名古屋地区からセントラルライナー仕様の313-8000系が静岡にやってきて、更にもうそろそろ新系列の315系も登場する見通し。
そんなもうすぐ引退の211-5000系ですが、模型界では根強い人気もあるようで、先日GREENMAXからまた発売されました。
クモハ211-5039
モハ210-5039
クハ210-5039
3両編成。パンタグラフは先頭車に設置。
パンタ付きのクモハが東京方に編成されています。
先頭の顔つきはこんな感じ。
右が今回のGM製211-5000系。
正面の行先表示は、一度車体からライトユニットを外してライトユニット部分に行先表示ステッカーを貼るようになります。
その手間が掛かる分、非常にリアル感が上がる仕上がりになっていますね。
車端部・連結部辺り。
優先席ステッカーや行先表示も添付されていますので、貼り付けてあります。
JR東海仕様の211-5000番代の特徴的な部分、横長で縦が狭い行先方向幕。
実車ではいち早くLED表示機を導入したんですけどね、JR東海。
昭和から平成になる頃の当時のLED表示機は夜の視認性の良さはともかく、昼間はサッパリ見えなくてイマイチだった…と言うことでしょうか。
LED表示機向けサイズで車体に行先表示器の穴を開けるも、結局方向幕を入れたらあんな感じ…
そんな横長行先表示。
屋根上、パンタグラフ周りはこんな感じ。
211系顔を並べてみました。
左から211系0番台、真ん中213系5000番台、右211系5000番台。
JR東海からの車両は窓の大きさが異なる事が見て取れるかと思います。
211系0番代はTOMIX製。中京地区(名古屋地区)に初めて211系が導入された頃の車両。
当時は青色帯で「シティーライナー」と言う愛称を持ち、東海道線の快速等で運用されていました。
213-5000番台はTOMYTEC鉄道コレクションから。
関西本線の165系置き換えとして、こちらも短編成・高頻度運転を目指しトイレ省略。
211系顔ながら片側2扉、転換クロスシート搭載という車両でした。
今はトイレを追加して飯田線ですね。
そして今回の211-5000系。
と言う事で、今回の車両。
JR東海 211系5000番台(静岡電車区) GREENMAX製
でした。